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2009年1月 7日 (水)

学校現場での諸問題をめぐって(2008.11下)

文部科学省の調査によると、児童・生徒の暴力は07年度、前年比で18%増加し、5万2756件に達したそうです(P31)。感情をうまく表現できず、突然暴力をふるう子どもの増加など、子どもの変質ぶりも指摘しています。携帯電話のサイトや学校裏サイトなどネット関連のいじめも約5900件と、前年度より21%増加しました(P32)

また、政府の青少年白書によると、全国の中学生に占める不登校生の割合は2.91%と過去最高を記録しました。100人に3人が不登校という結果です。

一方、文科省は学校でいじめが発生した場合に「必ず子どもから事情を聞くように」現場教員に義務づける通知を出しました(P31)。教員が多忙化して子どもに寄り添う時間が減っている現状で必要な措置なのかもしれません。

その教員を対象としたアンケートで、教員の負担の一位は「保護者の過度の要求」で、回答の9割にも達しています。教員を辞めたいと感じたことがある割合も6割に達しています(P31)

こうした事態に自治体の新たな対応策も出てきました。

山口県長門市では、中学校の教員が小学校で授業にあたり、小中の連携強化を図るそうです(P32)


福岡県芦屋町では、小中学生に携帯電話を持たせない「脱・携帯電話宣言」を行い、子どもを携帯電話から引き離す環境づくりに着手します。


子どもたちがトラブルに巻き込まれるのを未然に防ぐのが狙いで、自治体が「持たせない」方針を出すのは、新潟県妙高市、石川県野々市町に次いで全国で3例目(P30)です。


東京都では、学校に理不尽な要求を繰り返す「モンスターペアレント」対策で、トラブル予防策を示した手引書を作成して学校に配布したり、教委内に専門組織を設置して解決にあたります。


東京都豊島区は区立全小中学校31校の周囲を合計1万本の樹木で囲み、教員も生徒も丸ごと緑で包み込む、緑の大作戦に取り組みます(P34)


緑に囲まれた学校づくりが、子どもにも、教員にもよい影響をもたらすことを願わずにいられません。

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